モバイルバッテリー の使用回数ってなに?
2016年3月記載
モバイルバッテリーを先日初めて買いました。使っているスマホの電池持ちが比較的良いし、あまり荷物を持ち歩きたくないので今までモバイルバッテリーをもっていませんでした。
Blackberry 9700 辺りを使われてる方はこちらの記事もよかったら。
容量はもちろん大事なのですが、バッグ内の限られたスペースも大事ですし重さとボディの大きさもよく考えて選びました。
バックにお弁当箱とバナナとチョコクッキーとか入っている場合もあるじゃないですか?
自分が買ったモバイルバッテリーは使用回数500回と書いてありました。
でもこの500回の「使用回数」ってなんでしょうか。
当記事は、モバイルバッテリーの使用回数についてです。
500回は標準的な使用回数だと思います。
毎日使ったとして500回、500日… 1年4ヶ月半くらいでいきなり使えなくなるものなのでしょうか。
なんとなくは意味わかるのですが正確に調べてみました。自分が買った製品とパナソニックの製品の使用回数に5倍の差があり気になり調べてみました。
Instagram @hang.xoan
JIS規格名称「ポータブル機器用リチウム二次電池」規格番号 JISC8711 の条項7.6に使用回数についてこのように明記されています。
測定した放電容量が定格容量の 60 %未満になるまでのサイクル数
JISは試験前の放電環境下も厳密に定めれれている中での試験規格です。リチウム電池はコンセントから充電して機器に電気を提供(放電)を繰り返すのを重ねるとバッテリーが劣化して性能が落ちます。そしてこの回数の意味は・・・
結論:500回使うと6割の性能まで落ちるという意味です(500回は自分が買った製品です。当然製品によって使用回数は異なります)
そして「1回」とは満充電した後に他の機器に電力を提供した(放電)した充放電サイクルが1回という意味、つまり充電して満タン→ぜんぶ使って0の状態です。これをサイクル回数といいます。6割以下に性能が下落した場合は、製品本来の性能と価値と同等とは言えないというJIS基準なのだと思います。
そのため0%にしなければ完全放電ではなくJIS規格では1回とカウントされません。
JIS規格に完全放電以外の回数の概念は盛り込まれていませんでしたが、実生活では継ぎ足し充電も多いと思います。継ぎ足し充電は、0.5回というような目安で自分的に考えればいいのかな?(JIS規格には1以下はないのであくまで目安です)
継ぎ足ししていれば永久に性能が落ちるわけではありませんが、長持ちはします。
自分が購入したモバイルバッテリーは大容量タイプで13400mAhです。
昇圧ロスがありますので、実効容量は 8000mAh くらい。(実際に使用できる目安)
自分は毎日は使わないと思うので1年半~2年(500回使う大体の期間)ぐらいの期間で、8000mAh × 6割(0.6) = 4800mAh くらいに性能が落ちるということです。2年はもたないかな?1年半使えればいいですよね。1年半後くらいに検証できたらいいな。
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自分が購入したモバイルバッテリーは cheero(チーロ) Power Plus 3 というモデルです。
小物好きの自分としては性能うんぬんもあるのですがそれ以上にデザインが良くて思ったよりも所有欲が満たされてしまいました。
サイズ感はこんなかんじ
パナソニック製品もとても良いと思いました。
パナソニック製品の優れていると思った点は4点です。
- cheero が使用回数500回(一般的)と比較して使用回数 2500回
- コンセントに挿したまま接続機器に充電可能
- コンセント端子が折りたたみで本体内蔵。つまりACアダプタ内蔵
- 2台同時充電可能
Anker が競合機種だと思うのですがお得度は Anker のほうが良いかもしれません。パナソニックは値段が他の2機種に比べ高いですが、見合う上記の機能性とサイクル回数が5倍なので価格メリットあると思います。この3機種どれを選んでも間違いはないと思います。
価格、容量、サイズ、重さを比較すると… (※2016年3月の情報)
本体バッテリーの容量はこんな感じ
Blackberry 9700 1450mAh
iPhone7 1,960mAh
iPhone7 Plus 2,900mAh
Anker と cheero は容量の割には圧倒的に安いですよね。そのためよく売れています。
実は Anker と cheero の内蔵電池はパナソニック製です。中身は選定して迷っていた物と同じパナソニックだったのか…ほとんど同じ性能で価格が高い cheero の方を選んだのは、形がかわいかったのと日本メーカーだったから。
cheero Power Plus 3 は自身をコンセントに挿して充電中は他の機器には充電できません。ACアダプタを別に持ち歩く必要がありますね。ACアダプタ機能があると出先のスタバなどで便利そうですよね。
モバイルバッテリーは昇圧ロスというものがありカタログ表記の容量スペックは出ません。充電容量は6割と思っていただければ良いと思います。
なんだか6割って少し損している気がしますね…車の燃費表記みたい。
そのため cheero は、13,400mAh × 0.6 = 8,040mAh くらいの目安。
cheero は、国内メーカーで大阪にあるティーアールエイ株式会社です。
機械部品商社の一部門として2011年に誕生したベンチャー企業です。
商社なので部品調達などがうまくコストが下げられるのでしょうか?
取扱説明書の作り、製品のユニバーサルデザイン、HPでのうちの会社を知ってくださいスタンスで企業イメージが伝わりますが良い会社な気がします。
同じモデルでダンボーモデルもありました
ダンボー以外のかわいいモデルも出してほしいな。スマホほど人目に触れないからこそスマホカバーよりももっともっと遊び心あってもいいと思うんだけど。
cheero Power Plus 3 13400mAh DANBOARD version【送料無料】 価格:4,030円 |
これは自分が買ったモデル。少し重いかも。ハンドバッグとかならやめたほうがいいかも。
リュックやコロコロに入れて使うなら逆にこれくらいの容量と重さがいいと思う。
価格:3,280円 |
上記の型が発売された少し後に出たのがコンパクトになって容量も少なくなっり価格も少し安くなったモデル。自分は10050mAhもあってコンパクトなこれが買いたかったな
実容量は、大体6000mAhくらい 寸法は92 × 62 × 23mm
価格:2,580円 |
買って良かったです。
モバイルバッテリーの使用回数についての記事でした。