Blackberry Tablet 仮想環境を使いデスクトップからBlackberryを操作する for Blackberry 7.0
作業難しい ★★★ 必要知識;VMware,MS-DOS,JavaSDK 読むだけ;3分
記事作成・記事内作業日;2016年3月 追記;2016/05/11
どうしても Blackberry Bold 9700 で Blackberry Bridge が使いたくなりました in 2016年。
Blackberry 10 を以降を使われているかたは、Blackberry Blend が普通に使えますし何とも思わない機能だと思います。そんな機能別に使わないと思われる人もけっこういるかもしれません。やりたかったとことと結果は…
やりたかったこと:
- ワイヤレス接続で Windows パソコンから Blackberry 7.0 の標準メモなどを操作する
結論:
- そんなことはできない
Blackberry Tablet 仮想環境(BlackBerry PlayBook Simulator) の構築はできたけど、やりたかったことはできませんでした。「そんなことはできない手順書」が当記事の主題です。
タイトルに書いてあることはできませんでした。画面の画像たくさんあって説明たくさん書いてありますが、意味のない手順書記事となりました。どの部分ができなかったのか書いてあります。
途中、Windows 10 mobile Continuum のことなんかに少し触れている半読みもの的記事です。さらっと斜め読みでどうぞ。
なぜ今さら Blackberry Tablet しかも仮想環境なの?
Blackberry タブレット(Tablet OS) と Blackberry 7.0 付近のスマートフォンは、Bluetooth やネットワーク経由でリモート操作ができます。
Blackberry Tablet OS 2.0 は開発用の仮想環境(アプリ開発のための試験環境)が配布されています。仮想環境上で何とかデスクトップから Blackberry Bold 9700 の標準アプリを直接触れないかなと思いました。
要は、WindowsパソコンからBlackberry内のメモ帳などを見たり書いたり、スケジュールを確認したり書き込みしたりしたいということです。
Blackberry Bridge てなに?
Blackberry 端末にインストールする Blackberry 純正アプリ。機能は、Blackberry タブレットから Bluetooth経由またはネットワーク経由で Blackberry スマホの一部アプリを操作可能にするアプリです。
Blackberry OS 10 / Blackberry 7.0 / Blackberry Tablet OS 2.0 がサポートされています 。Windows 10 mobile Continuum や WIndows リモートデスクトップをイメージしてもらうといいかも。後継アプリは Blackberry Blend。
Blackberry タブレットと Blackberry Tablet OS とは?
Blackberrry OS を積むタブレットです。Blackberry OS 10 は、Blackberry Tablet OS と血縁が近い近似OS です。
<< スマホのデータをクラウド以外でデータ共有する仕組み >>
Blackberry Blend や Bridge は、Windows 10 mobile Continuum とコンセプトが似ていますよね。
2016年1月に Windows 10 mobile Continuum の詳細が発表されました。日本国内で展開されるのもまもなくのようです。Windows 10 mobile Continuum はWindows スマホをデスクトップ から直接操作が可能な仕組みです。
スマホアプリをクラウド経由でデータ共有したり、Blackberry Desktop Software のようなソフトとケーブル経由でデータのやり取りではなく、実際に下記のようにケーブルで接続して直接スマホ内のデータにアクセスするイメージです。
Windows 10 mobile Continuum
Blackberry の標準メモは、ショートカットでさっと使えますし、バックアップも本体丸ごとバックアップの対象です。そのためデータ分散のことをあまり考えなくても安心です。
しかし、標準タスクは、自分の使いかたの場合バックグランドで Remember The Milk と同期させてブラウザで同じタスクを確認したり更新したりしています。
以前は、Simplenote (Evernote のシンプル版っぽいイメージ)というアプリを Blackberry 9700 で使っていましたが、ローカルアプリ(ネットワークに接続しないという意)の起動も含めた軽快さを優先して標準アプリの使用比率が大きくなりました。さらにSimplenoteの Blackberry 版は、サポート終了となってしまいました。
整理するとデータを複数のデバイスで共有するというのは、大きく2択あると思います。
- クラウド方式。Web 上にデータを保持して常に同期共有
- 端末内にデータ保持。ケーブルや無線で接続してから連携する
1は Evernote のイメージです。2が、Windows 10 mobile Continuum や Blackberry Blend、Blackberry Bridge の仕組みです。
連携という意味では、Blackberry Desktop Software も2に含まれると思います。Blackberry Desktop Software の技術関連に Bridge や Blend がある気します。コンセプトの根幹は同じなんでしょうね。
※ちなみに Simplenote は、Blackberry 以外のマルチ環境では現在も使えます。名前の通りシンプルで簡易 Evernote みたいでちょっとした用途に便利。無料。UIもおしゃれ。
※2016/05/11追記;
今現時点は、SimplenoteからGoogle Keepに乗り換えとてもおすすめです。
簡単クラウドメモアプリという感じです。
Windows版はタスクバーにショートカットが作られブラウザーより軽量なウィンドウで駆動して軽くてUIも付箋紙を意識した感じでシンプルでいいです。
ニュアンス的には、Evernoteと標準メモ帳の間のアプリって感じ?
Android版もとてもおすすめ
<< 作業のきっかけ >>
そもそもの発端は下記リンク内容が原因です。※当サイト内別記事
Remember The Milk に問題なければ当作業は着手していませんでした。
Blendはいつか使ってみたいな~、OS 10 を使うようなことになったら楽しみだなぁ程度に思っていました。並行して Remember The Milk の不調は対応しています(何か症状的にもうダメそう。泣きそう。くじけそう 3/28現在)
そのため、
Blackberry タブレット と Bold 9700 は、Bridge があれば繋がります…うん…Blackberry タブレットは持っていないけど Tablet OS 仮想環境は手に入るしなんとか構築できると思いました…うん...それなら...
Windows デスクトップPCから仮想環境使えば Bluetooth経由で Blackberry Bold 9700 に接続してログインが理論的にはできるのではないでしょうか?(そんなことできないよばか)と考えました。
問題は、仮想環境で親ホスト(Windows機)の 物理 Bluetooth なり何らかのペアリングが仮想環境でサポートされているかが懐疑的でした。そこが1番知りたくて探したのですが、情報もリファレンスも見つけられなかったために迷っているなら構築したほうが早そうと思ったのが経緯です。VMwareホスト端末の物理 Bluetooth がサポートされているのを知っていたのもやろうとした理由です。
できたこと、できなかったことライン;
Blackberry Tablet OS の仮想環境の構築と実行→ できました。普通にうごく
Tablet OS 仮想環境と Blackberry 7.0 物理端末とのペアリング→ できない
できなかった理由;
BlackBerry PlayBook Simulator がホストPCの物理 Bluetooth エミュレーションを動作サポートしていないため。
BlackBerryPlayBookSimulator 環境構築の大きな流れと詳細手順;
1.仮想環境を手に入れる、インストールする VMwarePlayer
2.仮想環境で動かすゲストOS を手に入れる BlackBerryPlayBookSimulator
3.PlayBookSimulator のインストール
3-1.J2SDK の1.4を手に入れる
3-2.Java VM の読み込み中に Windows のエラー…が出た場合
3-3.PlayBookSimulator インストーラーの進めかた
4.起動確認
1.仮想環境を手に入れる、インストールする VMwarePlayer
3-2.J2SDK 1.4 を指定してインストールする
J2SDK 1.4 の Java.exeがある Dir が下記の場合;
C:\j2sdk1.4.2_19\bin
BlackBerryPlayBookSimulator-Installer-2.1.0-1032-Win-201209272349.exe LAX_VM "C:/j2sdk1.4.2_19/bin/java.exe"